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デザインリサーチ進行中2026年7月2日12 分で読める

エージェントUX: 信頼の設計

AIエージェントにどこまで任せるか——承認キュー、可視化された推論、中断予算。信頼を設計するための作業仮説と観察データ。

問題設定

エージェントに「何でもできる」権限を与えると、ユーザーは便利さより先に不安を感じる。では、どの程度の自律性が信頼を生むのか。2026年前半、3つのプロダクトで観察したデータから作業仮説をまとめる。

観察: 承認予算

ユーザーが1セッションで許容する「確認ダイアログ」は平均 5回前後。6回目以降、ユーザーは二極化する:

  • 全承認(「もういいや」モード) — 危険
  • 全拒否(「自分でやる」モード) — 離脱

つまり、確認の回数は設計リソースであり、使い切ったら終わりである。

パターン: 信頼の三段階

  1. 可視化 — エージェントが次に何をするか、常に一覧できる(キュー)
  2. 可逆化 — すべての操作に「戻す」がある(undo)
  3. 段階委任 — 小さな成功の積み上げで、初めて権限が広がる

推論の表示は信頼を増やすか

意外な結果: 推論プロセスの詳細表示は、初心者の信頼を下げた。「わからないことがわかっていない」状態にノイズが加わるため。要約1行 + 詳細は折りたたみ、が現時点の最適解。

次の実験

承認予算を可視化したら(「残り2回確認します」)、全承認モードは減るか。計画中。

これは生きたドキュメントです——観察が溜まり次第更新します。